羅列1


ブログを書くとはひどく小っ恥ずかしいもので、世界に蔓延る蜘蛛の巣に自らの言葉を貼りつけたとしても誰にも読まれずじまい。
往々にして迎える結末はひどく寂しいものである。
私とて、この文章とて例外ではない。
物陰から覗く自己顕示欲も、灰色の吐息を漏らしてしまいそう。


さりとて、この散り散りした思いのようなものを少しでも形にしたいとなれば、こうしてブログにすがるのも悪くないだろう。
きっと世のブロガーと呼ばれる方々も、似たような思いを感じているのではと邪推してしまう。
最近の私の思考は買ってきたばかりの紙粘土のように綺麗な固形を保っているようで、形にならないもどかしさに地団駄を踏むような歯痒さ。
それならば、まずは丸くなるまでこねてみようじゃないか。
というわけで、三日坊主様がお見えになるまで、つらつらと文字を打ちつける習慣を持つことにしようと思うのです。
日々の呟きに執心するあまりに忘れそうな言葉の重みを感じるためにも、きっと必要なプロセスであると信じて。


絡まれるなら、絡みにいきたい、蜘蛛の糸